鳥のさえずりをAIが解析して種類や居場所を特定するサービスのイメージ画面(ハイラブル社提供)

 東京都千代田区の日比谷公園で、鳥のさえずりを人工知能(AI)が解析して種類や居場所を特定し、来園者がスマートフォンで確認できるサービスが提供されている。東京の音声関連ベンチャー企業「ハイラブル」が開発。「気軽に使って、都心の生態系を知ってほしい」と呼びかける。

 同社によると、日比谷公園で収録した鳴き声をAIが学習し、音源の位置を特定する技術と組み合わせた。複数のマイクで鳴き声を拾い、10分ほどで種類や居場所を専用のサイトに掲載する。園内にある案内所のディスプレーにも表示。過去1週間に鳴き声が聞こえた鳥が時間や場所ごとに一覧にされ、好みの鳥を探しながら園内を散策できる。