ローマ教皇フランシスコの死去を受け、大阪高松カテドラル聖マリア大聖堂(大阪市)で29日、追悼ミサが開かれた。次期教皇を決める選挙(コンクラーベ)に参加する予定の前田万葉枢機卿(76)が進行役を務め「優しさと誠実さを感じる、お手本のような人だった」と述べた。訪れた信者らは聖歌を合唱し、祈りをささげた。
約千人が出席し、焼香の列ができた。
前田氏は長崎県出身の被爆2世。教皇は非戦や貧しい人への思いが強く、2019年の訪日時に「核廃絶による平和の確立を力強く発信してくれた」と振り返った。
コンクラーベは5月7日から始まる予定。