岐阜県内を北上している桜前線。長良川鉄道で北上すると、咲き具合の変化を実感できます。4月上旬の撮影では開花前だった美濃白鳥駅から北濃駅にかけての区間からも、開花便りが届きました。一部区間の廃止の方向性が固まった長良川鉄道。以前探した見どころで、どのように見られるのか。再訪してきました。(岐阜新聞デジタル独自記事です)

 

 郡上市白鳥町の白鳥高原駅。同町中心部にある美濃白鳥駅から終点・北濃駅方面の隣駅。美濃白鳥駅から南東に150メートルほどにある桜の木に注目していました。神社と踏切の近くにあります。

白鳥高原駅近くの神社と踏切の横にある桜の開花前。車両は5月の引退が告知されたナガラ305(2025年4月8日撮影)
見頃を迎えた白鳥高原駅近くの桜。車両は国鉄急行色のナガラ601(特記以外はいずれも2025年4月20日撮影)

 再訪したのは4月20日。美濃白鳥駅から北で、桜の見頃を迎えていました。白鳥高原駅近くの桜も、見事な花を咲かせていました。

 やってきたのはナガラ601。旧国鉄の急行形気動車をイメージした塗装。花びらの桜色と、車体のクリームと朱色が調和していました。国鉄気動車急行色は、どの風景にも溶け込みます。

桜が開花する前の北濃駅(2025年4月8日撮影)

 続いて、終点の北濃駅へ。構内には、多くの桜の木があります。前回は固いつぼみでしたが、...