【ニューデリー共同】インドのムルムー大統領は28日、自動車大手スズキを長年率い、昨年12月に94歳で死去した鈴木修さんに卓越した貢献をたたえる国家勲章「パドマ・ビブシャン」を授与した。インド子会社マルチ・スズキが29日発表した。
首都ニューデリーで開かれた授与式には修さんの長男でスズキ社長の鈴木俊宏氏が出席し、代理で受け取った。「父は天国で、第二の故郷インドと共に過ごした45年間を懐かしんでいると思う」と述べた。
修さんは経営トップとして「軽自動車のスズキ」の地位を確立させ、インド進出もいち早く決断。マルチ・スズキはインド自動車最大手に成長した。