【ジャカルタ共同】江藤拓農相は29日、政府備蓄米の3回目の放出効果について、流通速度は業者次第だと説明した上で、これまで届いていなかった遠隔地にも行き渡るとし、一定の期待を示した。訪問先のジャカルタでの記者会見で述べた。
江藤氏は27日からインドネシアを訪問し、アムラン農相らと会談。日本の農作物の輸出拡大などを話し合った。江藤氏によると、食料自給率向上を重視するインドネシア側からは、乳製品製造に向けた日本企業による投資に強い要望があった。
米政権の高関税政策を受けた連携についても話し合ったが「団結し対応することが双方に有効だ」と述べるにとどめた。