石川県は31日、能登半島地震の影響で心身に負荷がかかり亡くなった「災害関連死」が新たに13人認定されたと発表した。地震の死者は新潟、富山と合わせ3県で570人となった。地震発生から4月1日で1年3カ月。石川県によると、関連死審査の申請に向けた相談が現在も相次いでいるといい、死者は今後も増える可能性がある。

 金沢市で1人、初めて災害関連死が認められた。70代で、肺の中でカビが増殖して引き起こされる病気が死因としているが、市は亡くなった人の性別や経緯、認定理由を明らかにしていない。

 石川県内で他に認定されたのは七尾市3人、輪島市8人、志賀町1人。