「都をどり」の稽古の総仕上げとなる「大ざらえ」で、舞を披露する舞妓や芸妓ら=31日午後、京都市東山区の祇園甲部歌舞練場

 京都五花街の一つ、祇園甲部の歌舞練場(京都市東山区)で31日、毎春恒例の舞踊公演「都をどり」の開幕を前に、稽古の総仕上げとなる「大ざらえ」があった。舞妓や芸妓が、招待客を前に本番さながらの華やかな舞を披露した。準備万全で4月1日からの公演に臨む。

 今年の演目は「都風情四季彩」。「ヨーイヤサー」のかけ声とともに、おそろいの水色の着物を身にまとった芸舞妓が登場。平安神宮の桜など京都の名所の四季が描かれた舞台背景の前で演じた。公演は4月30日まで。15日は休演。