北朝鮮による拉致被害者の早期帰国に向けて米国の支援を求めるため、横田めぐみさん=失踪当時(13)=の弟で、被害者家族会代表の拓也さん(56)らが29日、ワシントンに向けて羽田空港から出発した。5月4日に帰国予定。
家族会からは田口八重子さん=同(22)=の長男で事務局長の飯塚耕一郎さん(48)も参加。ワシントンでは、米政府関係者や議員らと面会を予定。古屋圭司元拉致問題担当相ら超党派でつくる「拉致救出議員連盟」と支援団体「救う会」も現地で活動を共にする。
出発前の空港での記者会見で、拓也さんは「お会いする方々に日米がタッグを組んで解決するんだという意識付けをしていきたい」。