【ヤンゴン共同】大地震で死者3千人を超す甚大な被害が出たミャンマーで、国軍が停戦を宣言した後も空爆を続けている。少数民族武装勢力「タアン民族解放軍(TNLA)」は6日、国軍から5日夜に空爆を受けたと明らかにした。国連は4日、国軍による攻撃が続いているとし「全ての軍事行動を停止するべきだ」と非難した。
TNLAによると、国軍は5日夜、シャン州北部ナウンチョを空爆し、民家に被害が出るなどした。少数民族武装勢力のアラカン軍(AA)も5日夜、同日午後に空爆を受けたと明らかにした。軍事政権は今月2日、被災者救援に全力を挙げるとして、国軍が22日まで停戦すると発表していた。