【ブリュッセル共同】英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は28日、欧州連合(EU)欧州委員会が米アップルと米メタに対し、巨大IT規制「デジタル市場法(DMA)」を根拠に科す制裁金を「少額」に抑える見通しだと報じた。DMAは巨額の制裁金を定めるが、IT規制に批判的なトランプ米政権との対立を避ける狙いがあるという。
欧州委は昨年6月、アップルがDMAに違反しているとの暫定見解を公表した。交流サイト(SNS)のフェイスブックとインスタグラムを運営するメタについても、同7月にDMA違反との暫定見解を出した。