大阪・関西万博にパビリオンを出展するパソナグループは31日、病気や障害で外出が難しい子ども向けに万博をオンラインで疑似体験できる取り組みを計画していると明らかにした。人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術を活用した「動く心臓」や、山間部や離島でも最先端の治療が受けられる「未来の医療」といった展示を会場にいるかのように楽しめる。
疑似体験は「オンライン遠足」と題し5月21日に初回を実施する。ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で現地とつなぎ、子どもたちはパソコンやタブレットの画面で、アテンダント(案内役)との触れ合いやパビリオンに入っていくような臨場感を味わえる。