JR東海の初代社長を務め、昨年12月に93歳で亡くなった須田寛さんのお別れの会が31日、名古屋市内のホテルで開かれた。愛知県の大村秀章知事や中部経済連合会の水野明久会長ら859人が参列し、白いカーネーションを手向け、故人をしのんだ。
会場には須田さんの旧国鉄時代やJR東海時代の様子を紹介する写真や、執筆した書籍を紹介するコーナーが設けられ、参列者らが生前の功績を振り返った。
JR東海の丹羽俊介社長は「常に全社員の先頭に立ち、当社の発展に大いに寄与された」とコメントした。
須田さんは1954年京大を卒業し、旧国鉄に入社。国鉄分割後の87年4月にJR東海初代社長に就任した。