最終ラウンド、プレーオフを制し、メジャー初優勝を果たした西郷真央=カールトンウッズ・クラブ(共同)
 最終ラウンド、18番でバーディーを奪いガッツポーズする西郷真央=カールトンウッズ・クラブ(共同)
 西郷真央=2023年12月

 【ウッドランズ(米テキサス州)共同】女子ゴルフの西郷真央(23)が27日、米テキサス州ウッドランズのカールトンウッズ・クラブで行われたシェブロン選手権でメジャー初優勝を果たした。日本女子によるメジャー制覇は5人目の快挙。米ツアーも今回が初制覇となった。

 女子ゴルフのメジャー大会は、シェブロン選手権を含め五つある。過去に1977年全米女子プロ選手権を樋口久子、2019年全英女子オープンを渋野日向子、21年と昨年の全米女子オープン選手権を笹生優花、昨年のエビアン選手権を古江彩佳が制した。男子では、21年に松山英樹がマスターズ・トーナメントで勝った。

 西郷は首位タイから最終ラウンドをスタートした。74とスコアを落として通算7アンダーの281で並んだ5人によるプレーオフに回り、最初のホールでただ一人バーディーを奪って栄冠を手にした。

 「勝ちたい試合で勝てず悔しい思いもしてきたが、こうやってメジャーで初優勝できて本当にうれしい」と語った。

 西郷は千葉県出身で男子の名選手、尾崎将司に師事する。