26日、ガザ市近郊の避難民キャンプで、国連機関から配布された食料を受け取るために集まったパレスチナ人(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は26日、イスラエルが人道支援物資搬入を停止しているパレスチナ自治区ガザで小麦粉の供給が底を突いたとし、飢えが「深刻化している」と非難した。ラザリニ事務局長は25日「政治的動機による飢餓」だと訴え、改善に向けた早急な対策を求めた。

 イスラム組織ハマスも26日、ガザ住民の「生命を脅かしている」と強調。イスラエルのネタニヤフ首相について「飢餓を武器として利用している」とし、国際社会に行動を起こすよう要求した。

 ハマス代表団は26日、停戦交渉の仲介国エジプトの当局者と協議した後、首都カイロを離れた。