陶磁器産地を盛り上げる春の風物詩「第82回たじみ陶器まつり」が19日、岐阜県多治見市本町の本町オリベストリートを主会場に始まった。値打ちな美濃焼を求めて多くの人出となり、主催者は20日までの2日間で20万人の来場を見込んでいる。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら美濃焼発展の礎を築いた陶祖をたたえる神事「陶祖祭」の協賛イベントとして始まった、焼き物の大廉売市。多治見陶磁器卸商業協同組合などでつくる実行委員会が毎年、開催している。
今回は地元の商社やメーカーなど約40社が出店し、通常よりも安い値段で美濃焼の数々を並べた。個人作家を中心に36のブースが並ぶ「たじみ陶器まつり西通り」では、お気に入りの一点物に出合おうと、朝から多くの来場者でにぎわった。購入した商品を自宅まで届けてくれる配送サービスが本格的に導入され、利用する人が目立った。
会場周辺にまつり用の駐車場はなく、主催者は来場する際は公共交通機関か、星ケ台運動公園(同市星ケ台)から出ている無料シャトルバスの利用を呼びかけている。