春巡業最終日の取組に臨む大の里(奥)=東京都八王子市

 大相撲の春巡業は27日、東京都八王子市で25日間の全日程を終了した。夏場所(5月11日初日・両国国技館)で初の綱とりに挑む大関大の里は「長かった。気持ちを切り替えて、しっかりと部屋で稽古を積みたい」と気合を入れ直した。

 春場所で3度目の優勝を遂げ、今月7日には石川県津幡町で行われた巡業で地元凱旋を果たした。横綱昇進への期待を痛いほど感じ「また頑張らなくては駄目だなと思った。結果でファンを喜ばせられるようにしたい」と表情を引き締める。綱とり挑戦の心境については「考え過ぎず、とらわれ過ぎず、今まで通りやりたい」と述べた。

 大の里はこの日の朝稽古では相撲を取らなかった。