国民民主党の玉木代表(中央右)に選択的夫婦別姓制度の導入を要請する連合の芳野友子会長(同左)=24日午前、国会

 連合の芳野友子会長は24日、国民民主党の玉木雄一郎代表と国会内で面会し、選択的夫婦別姓制度の導入を要請した。玉木氏は与野党を超えた幅広い合意形成が必要だと指摘。連合と議論の進め方をよく相談し、成果につなげたいとの考えを示した。

 芳野氏は、夫婦別姓を導入すれば家族の絆を弱め、伝統的な家族観を破壊する恐れがあるとの懸念を念頭に「同じ姓を名乗っていても家族が壊れる時は壊れる。姓が違っても家族の在り方は変わらない」と訴えた。

 国民は23日の党会合で、夫婦が希望すれば婚姻時に別姓を選ぶことができるとする案を軸に党内意見を集約する方針を確認している。