農林水産省は16日、政府備蓄米の追加放出に向けた3回目の入札を23〜25日に行うと発表した。2023年産の10万トンが対象で、落札した大手集荷業者に引き渡す。高止まりが続くコメ価格の抑制につながるかどうかが焦点となる。

 農水省は3月に2回の入札を実施した。計21万2千トンの放出が進んでおり、3月下旬から一部の店頭に並び始めた。4月から新米が出回る前の7月ごろまで毎月放出を続ける方針で、5月以降の数量は流通状況などを踏まえて判断する。