ホンダは16日、国内で生産している米国向けの主力車「シビック」の一部を現地生産に切り替えると明らかにした。トランプ政権の自動車への追加関税を踏まえ、移管した方が経営上、適切だと判断した。一方、三菱自動車が日本から輸出した車を一時的に米国の港湾にとどめていることも判明した。関税の打撃が大きく当面、様子を見るもようだ。
生産移管の対象となるのは、新たに投入した5ドアのハイブリッド車(HV)モデル。埼玉県寄居町の完成車工場で2月に生産を始めた。シビックは米国で需要が高く、ガソリンモデルなどを生産している米インディアナ州の工場に移す。