今夏の参院選岐阜選挙区(改選数1)の候補者擁立で、県内の「野党共闘」の道筋が見えない。「政治とカネ」の問題に端を発した自民党への逆風は、野党にとっては追い風。県内の野党各党は、自民の牙城を崩すため、自民批判票の受け皿を集約する「野党候補一本化」の意義を認めている一方、野党で4人が立候補を表明し、党勢拡大への思いもにじむ。有力視される7月20日の投開票日が約3カ月に迫る中、各党の思惑が交錯する。
「今の政治状況を打破するため、最善の形を探っていく」。15日、公認候補の出馬会見を岐阜市内で開いた...