岡山市南区で発生した山林火災を巡り、現場近くに住む高齢男性が「伐採した木を焼却処分していた火が移った」と岡山県警に話したことが関係者への取材で分かった。県警は火災の原因の可能性もあるとみて、詳しい経緯を確認している。山林火災は30日で発生から1週間となった。
関係者によると、男性は23日に知人の依頼で伐採した木をガスバーナーで焼いていたところ、風にあおられて山に飛び火したと県警に説明。水道にホースをつないで消火の準備をしたが、燃え広がる火に追いつかなかったと話したという。
焼損面積は岡山市南区と岡山県玉野市で計約560ヘクタール。岡山市では6棟が焼けた。