海上保安庁は26日、能登半島地震の被害により点灯できなくなった石川県珠洲市の禄剛埼灯台が復旧したと発表した。光源を従来の電球から海保が独自開発した発光ダイオード(LED)に置き換え、長寿命で災害に強くなったとしている。
海保によると、灯台は1883年、能登半島の先端に設置された。昨年1月の能登半島地震でレンズが破損して使用不能となっていたが、今月25日に復旧を終えた。従来の電球は寿命が約1年だったが、LED化で約17年に延びるという。
海保は「大型灯台のLED化は他にも順次進めている。技術の活用で安全に貢献したい」としている。