27日午前9時40分ごろ、岐阜県郡上市大和町大間見の休耕田から出火、枯れ草約170平方メートルを焼き、約40分後に消えた。けが人はなかった。市内では26日にも「焦げ臭い」などの通報が4件あった。岡山市や愛媛県今治市で大規模な山林火災が発生していることもあり、市消防本部は火の取り扱いについて注意を呼びかけている。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら市消防本部によると、27日は、休耕田で枯れ草を燃やしていた50代夫婦が「燃え広がった」と119番。前日には、午前6時ごろから「焦げ臭い」「煙が見える」などの通報が高鷲町で2件、大和町と明宝でそれぞれ1件あった。県防災ヘリに出動を要請したが、火は確認されなかった。
毎年、市内で発生する火災の約半数は林野火災が占める。消防職員は「乾燥した日が続き、毎日広報無線で注意喚起を促している。枯れ草を燃やすのは控えて」と話している。
(服部潤)