東京地裁が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に解散を命じたことを受け、現役の2世信者有志が26日、東京都内で記者会見し「納得できず、ショックだ」と訴えた。教団が宗教法人でなくなれば信仰活動に支障が出るとして、嘆願書の提出など裁判所への働きかけを検討しているという。

 25日の東京地裁決定は、献金被害が1980年ごろから続き「根本的な対策が講じられたとは言えない」と判断した。メンバー代表の小嶌希晶さん(29)は「現役信者からすれば、教団は明らかに良くなった。決定を真摯に受け止める必要はあるが、公平に審理されたのだろうかという疑問もある」と語った。