岐阜県大垣市墨俣町の旧美濃路墨俣宿一帯で23日、「いき粋墨俣つりびな小町めぐり」が始まり、春を思わせる華やかなつりびなが訪れた人たちを楽しませている。3月9日まで。
つりびなは女の子の成長を願うつるし飾り。旧美濃路墨俣宿の名残がある同町のにぎわいにつなげようと女性グループが毎年、着物地で手縫いしたものを飾っている。今年で17回目。
「すのまた宿池田屋脇本陣」は、玄関に入ると色とりどりのつりびなが出迎える。ひな人形の七段飾りの両脇には、「雅・花鳥物語」をテーマに鳥や花、子どもをかたどった新作16点が並び、来場者が一緒に記念写真に納まっていた。期間中、スタンプラリーや制作体験、落語会なども開かれる。
(堀尚人)