今月5日に任期満了を迎えた前知事の古田肇さん(77)が21日、退任あいさつに岐阜新聞社を訪れた。「最後の一歩」と位置付けた「清流の国ぎふ」文化祭2024(国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭)について、「岐阜の魅力を世界に発信できた」と振り返った。
無料クイズで毎日脳トレ!入口はこちら古田さんは「世界に開かれた文化祭」をテーマの一つに掲げていたことを強調し、「岐阜の魅力を総ざらいし、一連の今までの集大成になった」と話した。県が長く課題としてきた財政再建の苦労や、国際交流事業の成果を振り返り、「紆余(うよ)曲折あったが、あっという間だった」と述べた。
応対した杉山幹夫最高顧問は「5期20年の間、山積する課題を解決してきた。健康で長生きしてもらい、大所高所から県民を見守ってほしい」とねぎらった。矢島薫社長も同席し、花束を贈った。