県議会定例会後、記者の質問に答える江崎禎英知事=県庁

 21日開会した岐阜県議会定例会で就任後初めて登壇し、所信を述べた江崎禎英知事。散会後、報道陣に感想を聞かれ、「建物は新しくなったが、『ここに帰ってきたんだな』という懐かしい気持ちがあった」と白い歯を見せた。

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 通商産業省(現経済産業省)官僚時代の2008年に岐阜県に出向し、09年から3年間、商工労働部長を務め、県議会議場は何度となく答弁に立った場所。「建物構造が変わったから新鮮だったのと同時に、懐かしさも感じた。やりやすさもあったけど(所信表明は)あえて緊張感を持って対応した」とはにかんだ。

 県議会について「審議の場であるとともに、本当にたくさんの県民が見ている場所。きっちりと政策について発信できる場所だと思っている」と強調。「議員の先生からの質問は、県民が聞きたいことでもある。できるだけ誠実にしっかりと答えていきたい」とし、「(県議の質問と知事答弁との間に)すれ違いがないよう、表現でごまかすようなことはできるだけせず、きちんとお答えすることを心がけていく」と語った。