【ベルリン共同】ドイツで次期首相に選任される見通しの保守政党、キリスト教民主同盟(CDU)のメルツ党首は28日、党の閣僚候補を発表し、外相にヨハン・ワーデフール氏(62)を指名した。元軍人でメルツ氏の外交政策顧問を長年務め、ウクライナへの強い支持を表明している。

 2月の総選挙でCDUと姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)が第1党になり、第3党の中道左派、社会民主党(SPD)と連立政権の樹立で合意。5月6日に連邦議会(下院)でメルツ氏を首相に選出し、新政権が発足する方向。

 CDUは4月28日の会合で、SPDとの連立を承認した。CSUは既に承認している。