関西空港などを運営する関西エアポートは28日、同社の法人向けサービスのシステムが不正アクセスを受け、会員や企業の情報計1万575件が漏えいしたと発表した。情報の不正利用は確認されていないとしている。

 不正アクセスを受けたのは空港ラウンジの利用などに関する法人向けサービス。登録されていた会員のメールアドレス9760件と、企業の住所や担当者といった情報815件が漏れた。システムの点検をしたところ、一部情報が外部から閲覧できる状態になっており、不審なアクセス履歴が確認された。

 関西エアの担当者は「事態を重く受け止め、セキュリティーの再構築、再点検を実施し再発防止に努める」とコメントした。