【ローマ共同】ローマ教皇庁(バチカン)は28日、枢機卿会議を開き、次期教皇を決める選挙(コンクラーベ)を5月7日から始めると決めた。次期教皇は枢機卿の中から選ばれるのが慣例だが、「強力な候補不在」(イタリア紙)で結果を予測するのは困難だ。21日死去した教皇フランシスコの改革路線を継続する人物が選ばれるのかどうかが焦点になる。
コンクラーベは、選挙権を持つ80歳未満の枢機卿による秘密投票で次期教皇を選ぶ。イタリアメディアによると、投票権を持つのは計252人の枢機卿のうち135人で、少なくとも2人は出席しない見込み。
候補には、アジアやアフリカなど欧州出身以外の教皇待望論も根強い。