大阪・関西万博に合わせ首脳の来日を調整する国

 大阪・関西万博に合わせ、期間中に約20人の首脳が来日を調整していることが分かった。参加国・地域が日替わりでイベントを披露する「ナショナルデー」に合わせた訪問が多く、6月にドイツのシュタインマイヤー大統領、9月にはイタリアのメローニ首相が来日する予定だ。複数の日本政府関係者が26日明らかにした。石破茂首相は相次いで来日する各国要人と会談を重ね、関係強化を図る。

 首相は24日、ルクセンブルクのフリーデン首相と官邸で会談し「万博へのコミットメントを歓迎する。今回の訪日で両国の良好な関係に弾みがつく」と期待感を示した。首相はこれに先立ち、15日にトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領、21日にオランダのスホーフ首相と会談した。

 今後、欧州からはハンガリー、ルーマニア、ポーランドなどの首脳来日が見込まれ、既に訪れた国を含め計15カ国に上る。南米からはパラグアイとペルー、太平洋島しょ国からパラオなど計3カ国の首脳が訪れる。