【カトマンズ共同】約9千人が死亡した2015年4月のネパール大地震から10年となった25日、首都カトマンズで追悼式典が開かれ、救援や復興に関わった関係者らが犠牲者を悼んだ。復興は着実に進み観光客も戻ってきたが、参加者からは「市民の防災意識が低く、どう高めるかが課題だ」との意見が聞かれた。
地震で倒壊し、21年に再建され「復興の象徴」といわれるダラハラ塔がある広場で開催。各種団体や国連機関の職員、各国大使ら200人以上が参列し、発生時刻の現地時間午前11時56分に合わせて黙とうした。
オリ首相は演説で「友好国や援助機関の支援に感謝したい」などと述べた。