【ニューヨーク共同】米アップルが米国向け「iPhone(アイフォーン)」の全量を来年にも中国から移し、インドで組み立てる計画だと25日、複数の海外メディアが報じた。トランプ米大統領による対中関税の強化を受け、中国依存を減らす狙い。
報道によると、アップルは2026年末までに米国で1年間に販売される6千万台超について、インドからの調達を目指す。米国向けの約8割が生産されている中国から全てが移管されれば、インドの生産規模は倍増することになるという。
アップルはサプライチェーン強化のため、インドでの生産能力を強化してきた。だが、大半は台湾の鴻海精密工業が中国で生産している。