【ニューヨーク共同】米半導体大手インテルは14日、半導体の設計、開発子会社アルテラの株式の51%を米投資ファンドのシルバーレイクに売却すると発表した。ロイター通信によると売却額は約44億6千万ドル(約6400億円)。人工知能(AI)ブームに乗り遅れ不振が続く中、経営再建に向け財務基盤を強化するのが狙い。

 アルテラはFPGA(書き換え可能な半導体)と呼ばれる製品の設計・開発を手がける。株式の残り49%はインテルが出資を続ける。3月に最高経営責任者(CEO)に就任したリップブー・タン氏は声明で「コスト構造を改善し、バランスシートを強化する当社の取り組みを反映したものだ」と説明した。