春の高山祭が開幕。中橋を渡って御旅所へ向かう祭り屋台=14日午前9時、岐阜県高山市(撮影・坂井萌香)

 春の高山祭(日枝神社例祭)が14日、岐阜県高山市で開幕した。けんらん豪華な祭り屋台のひきそろえや人形からくりの奉納があり、飛騨路に春の訪れを告げた。15日まで。

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 高山祭は「山・鉾(ほこ)・屋台行事」の一つとして、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている。今年は、恵比須台が約140年ぶりの改修を終え、3年ぶりに春の高山祭の屋台12台が一堂にそろった。

 この日、午前は祭り屋台が蔵から出され、風情ある町並みにひきそろえられた。午後はかみしも姿や獅子舞など伝統装束をまとった数百人が町中を練る祭行列、日没後にはちょうちんをともした祭り屋台が巡る「夜祭り」が予定されている。