降り注ぐ火の粉の中でみこしが乱舞する勇壮な祭り「手力の火祭」が12日、岐阜市蔵前の手力雄神社であり、担ぎ手の男衆が熱気あふれる練りを披露した。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら江戸時代から記録が残る県内屈指の火祭りで、県指定の重要無形民俗文化財。長森地区13町などでつくる奉賛会が神社の春の例祭に合わせて行っている。
夕暮れの中、爆竹や半鐘のけたたましい音とともに8基のみこしが境内へ入り、13基の御神灯がともされた。高さ20メートルから滝花火が降り注ぐ中へ練り込むと、みこしに仕込まれた花火も火を噴いた。上半身裸の担ぎ手らは、火の粉をものともせず威勢のいい練りをみせた。最後は豪快な手筒と山焼き花火で締めくくった。