春の高山祭をPRするのぼり旗=17日午前9時、高山市昭和町、JR高山駅前

 4月14、15日に開かれる春の高山祭(日枝神社例祭)まで1カ月を切った。岐阜県高山市昭和町のJR高山駅前には17日、祭りをPRする巨大なのぼり旗が設置され、祭りムードを盛り上げている。

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 のぼり旗は縦10メートル、横70センチでさおの長さは15メートル。旗は昨年新調され、5代目となる。旗に書かれた「飛騨高山祭」の文字は、同市出身の小説家瀧井孝作氏(1894~1984年)が揮ごうした。高山祭協賛会が毎年、祭りの約1カ月前に設置している。

 この日は小雨が降る中、作業員がクレーンで2本ののぼりをつり上げ、土台に固定した。近くを通りがかった観光客らは、風にたなびくのぼり旗にスマートフォンなどを向けて撮影していた。

 春の高山祭は、両日とも屋台の曳(ひ)き揃(そろ)えやからくり奉納が行われ、3年ぶりに全12台の屋台が揃う。4月14日夜には夜祭りも行われる予定。市観光課は、2日間で18万人の人出を見込んでおり、「国内外を問わず多くの人に精巧な祭り屋台を楽しんでもらえたら」と来場を呼びかけている。

(山田雄大)