気象庁は14日、大阪市で黄砂を観測した。水平方向で見通せる距離「視程」は、午前8時時点で10キロ以上。同日は南西諸島から西日本の広い範囲で飛来が予想されるとして、交通障害などへの注意を呼びかけている。

 黄砂は、東アジアの砂漠などで強風によって吹き上げられた多量の砂煙が、上空の風で運ばれてくる現象。日本では春に観測されることが多い。