【モスクワ共同】ロシア極東サハリン州の州都ユジノサハリンスクの軍事裁判所は15日、ウクライナ侵攻でウクライナ軍に投降したロシア軍兵士のロマン・イワニシン被告に対し懲役15年の判決を言い渡した。ロシア紙コメルサントが関係筋の話として報じた。同紙は昨年11月、投降の刑事責任を問われた初事例と伝えていた。被告は罪状を否認していた。

 サハリンで鉱山労働者として働いていたイワニシン被告は、動員されて短期の訓練後にウクライナ東部ドネツク州に派遣され、2023年6月にウクライナ軍の捕虜になった。

 捕虜だった際には、侵攻に反対する動画が撮影されてインターネットに公開された。