選択的夫婦別姓を巡り、自民党の推進派議員連盟の土屋品子会長代行(左)に、民法改正案要綱を手渡す立憲民主党の辻元清美代表代行=15日午後、国会

 立憲民主党の辻元清美代表代行は15日、自民党の選択的夫婦別姓制度の推進派でつくる議員連盟メンバーと面会した。立民が取りまとめた制度導入に向けた民法改正案要綱を説明するとともに、賛同を呼びかけた。自民議連側は立民案を評価し、土屋品子会長代行は「党内ではまだまだ理解してくれない議員もいるが、実現できるよう努力する」と応じた。

 立民は8日、1996年の法制審議会(法相の諮問機関)の答申をベースとした民法改正案要綱を公表した。辻元氏は面会で「約30年間で相当理解が深まる中、日本は唯一、同氏を法律で規定する国だ。次世代のためにも、ともに頑張りたい」と連携を訴えた。