石破茂首相は7日の参院決算委員会で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と関係が深いとされる世界日報の社長と自身が面会していたとの共産党機関紙「しんぶん赤旗」の報道が事実だと認めた。「世界日報に、私に関する記事が掲載されたのは間違いない事実だ」と述べた。2022年の自民党調査に報告済みだとして「新たな事実が明らかになったわけではない」と強調した。

 6日付の赤旗日曜版は、12年と15年の世界日報に石破氏と社長らの座談会が写真付きで掲載されたと報じた。質問した共産の山下芳生氏は「信者獲得に利用されたと反省し、真相を解明すべきだ」と求め、首相は「真摯に受け止める」と応じた。