米軍が4月中にも、嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に大型無人偵察機MQ4Cトライトン数機を配備することが7日、防衛省関係者への取材で分かった。米側は昨年5〜10月、2機を一時的に展開させたが、今回は期限を定めない。基地負担が増すとして、地元の反発が予想される。

 防衛省沖縄防衛局は8日、県に計画を伝える。南西地域での情報収集や警戒監視、偵察(ISR)能力強化が米軍の目的とみられる。

 嘉手納基地では、2023年秋から鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地に配備されていた無人機MQ9リーパーが移駐された他、老朽化によるF15戦闘機の退役に伴い外来機の飛行が増え、騒音が激化している。