成田空港第3ターミナルで記念式典を開いたジェットスター・ジャパンの田中正和社長(前列中央)ら=7日午前

 格安航空会社(LCC)専用の成田空港第3ターミナルの開業から8日で10年となるのを前に、日航系のジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)が7日、拠点とする同ターミナルで記念式典を開いた。開業時の初便と同じ札幌行きの乗客約130人を、搭乗ゲートや機体の前で社員らが手を振り、笑顔で見送った。

 同社は2012年7月、成田と札幌、福岡を結ぶ2路線で就航した。現在は国内18路線、海外4路線を運航している。

 第3ターミナルは15年に開業。成田国際空港会社(NAA)によると、年間取り扱い能力は当初750万人だったが、ロビーの拡張や増設で22年には1500万人に倍増。国内外のLCC計8社が乗り入れている。