元タレント中居正広氏の性暴力に端を発するフジテレビの問題を巡り、当時のフジ専務だった系列局関西テレビ(大阪市)の大多亮社長(66)は4日、同日付で辞任したと明らかにした。フジの第三者委員会の調査報告書で厳しい指摘を受けており、自ら辞任を申し出て4日の臨時取締役会で受理された。
大多氏は性暴力があった2023年6月時点のフジ専務。被害に遭った元フジアナウンサーの女性に「心情に寄り添うことができず、苦しめてしまったことは本当におわびしたいと思います」と改めて謝罪した。関テレの営業にも損害が出ており「これ以上、迷惑はかけられない」と述べた。現時点で63社がCMを見合わせているという。
第三者委は今年3月末に調査報告書を公表した。港浩一社長(当時)や大多氏らが「プライベートな男女間のトラブル」と即断し、中居氏の出演番組継続に関して「編成ライン」のみで意思決定がされた点を問題視。「極めて『思慮の浅い』経営判断の誤りを犯した」と指摘した。