岐阜県内初開催となる「全国さくらシンポジウム」が4日、恵那市で開幕し、「未来へつなぐ恵那のさくら」をテーマに記念講演やパネルディスカッションが行われた。5日は現地見学会が行われ、2日間で約600人の参加を見込んでいる。
「岐阜新聞デジタル クーポン」始めました!対象店舗はこちら今回で44回目を迎え、財団法人日本花の会(東京)などが主催した。毎回、桜の名所がある自治体などで開かれており、専門家や自治体関係者、地域住民が参加して桜の保全・管理や桜を活用したまちづくりなどについて意見を交わす。
湖面に映る桜が美しい恵那峡を持つ恵那市は当初、2020年に開催する予定だったが、新型コロナ禍の影響で延期に。昨年12月に完成から100周年を迎えた恵那峡の大井ダムの記念事業の最後を飾る催しとして開かれることになった。
初日は恵那峡公園(同市大井町)の桃介広場でヤエザクラ3本の記念植樹が行われた後、シンポジウムを同市長島町の恵那文化センターで開いた。恵那高校合唱部が美しい歌声を響かせたほか、小坂喬峰市長が「桜を通じて観光振興や魅力あるまちづくりにつながることを期待している」とあいさつした。
記念講演では、近代植物学を日本に導入して天然記念物保護法の礎を築いた三好学(1862~1939年)のひ孫で、元岐阜大准教授の石田仁さんが登壇。三好学の功績や人となりを紹介し、父親から聞いた逸話についても明かした。
5日は参加者が見頃を迎えた市内3カ所の桜を見学する。三好学のゆかりの地である岩村町を訪問、恵那峡公園を会場に5~6日に開催される「恵那峡さくらまつり」も視察する。