スノーボード世界選手権から帰国した村瀬心椛=31日、羽田空港

 スノーボードの世界選手権(スイス)ビッグエアで女子の表彰台を独占した村瀬心椛(TOKIOインカラミ)岩渕麗楽(バートン)や男子金メダルの木俣椋真(ヤマゼン)らが31日、羽田空港に帰国した。ビッグエアで金、スロープスタイルで銀のメダルに輝いた村瀬は「五輪前に1位と2位を獲得できて、すごくうれしい」と改めて喜びを口にした。

 2022年北京冬季五輪のビッグエアで3位だった村瀬は来年のミラノ・コルティナ五輪に向け「次は絶対てっぺんを取って、いろんな方に恩返しがしたい」と気合を入れた。北京五輪で代表から漏れた木俣は「今回の結果に慢心せずにしっかり練習してよりレベルアップできるようにしたい」と決意を語った。

 2連覇を狙ったビッグエアで2位だった長谷川帝勝は、4月1日付でTOKIOインカラミ所属となるという。「来年に向けてしっかり練習して(スロープスタイルと)両方優勝できるようにする」と意気込んだ。

 全日本スキー連盟によると、女子ビッグエア3位の深田茉莉(ヤマゼン)は欧州に残って練習し、後日帰国する。