来日して旅行中に拳銃を所持したとして、兵庫県警は2日、銃刀法違反(所持)の疑いで米国籍の住所不定、無職ピーターソン・ランディ・アラン容疑者(73)を逮捕、送検したと明らかにした。県警は入国時、拳銃をスーツケースに入れたまま関西空港での税関検査を通過したとみている。
逮捕は3月24日。訪日客が多く訪れる大阪・関西万博の開幕を目前に控え、検査体制の課題が浮かび上がった形だ。関空税関支署を管轄する大阪税関は「個別具体的な事案はコメントを差し控える」としている。
県警によると容疑者は3月22日、米ハワイからの便で関空に到着。翌朝、大阪府泉佐野市のホテル内で、銃弾3発が入った回転弾倉式拳銃を入れたポーチをスーツケースに入れていたことに気付いたという。同日、神戸港出発のクルーズ船に乗る際、係員に申告。銃弾は同港ターミナルのトイレのごみ箱から見つかった。
容疑者は「護身用の拳銃を誤ってスーツケースの中に入れてしまった」と供述。銃弾を捨てたことも認め「一緒に持っていたら罪が重くなる」などと説明したという。