【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は29日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けてきたロシア西部クルスク州を巡り、ロシアによる奪還作戦に北朝鮮軍が参加したことにプーチン大統領が謝意を示したと1面で報じた。北朝鮮兵に死傷者が出たことを踏まえ、派兵を正当化する狙いがあるとみられる。
労働新聞は、北朝鮮の軍の総政治局幹部ら代表団がロシアで開かれる「国際反ファシズム大会」に参加するため28日に平壌を出発したとも伝えた。同大会は30日の予定。ロシアで5月9日に行われる対ドイツ戦勝80年記念式典への出席については言及していない。