米IT大手IBMのロゴ=2月16日(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】米IBMは28日、今後5年間で米国向けに総額1500億ドル(約21兆円)を投資する計画を明らかにした。量子コンピューターなどの国産化を進めるという。自国第一主義を掲げ、米国への投資を促すトランプ政権に同調する姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。

 1500億ドルのうち300億ドル以上を量子コンピューターなどの研究開発に使うとしたが、他の詳細は公表しなかった。クリシュナ最高経営責任者(CEO)は声明で「IBMは114年前の創業以来、米国の雇用と製造に注力してきた」と指摘した。