28日、イラン南部ホルムズガン州の港で、大規模爆発の救援に当たるイラン赤新月社のメンバー(イラン赤新月社提供・ゲッティ=共同)

 【テヘラン共同】イラン国営メディアは28日、南部ホルムズガン州の州都バンダルアバスの港で26日に起きた大規模爆発の死者が70人になったと報じた。1200人以上が負傷した。モメニ内相は「港で安全対策に不備があった」とし、過失によって爆発が起きたと述べた。

 危機管理当局は、港にあったコンテナの化学製品などが爆発した可能性が高いとした。AP通信は保管中だったとされるミサイル燃料との関連を指摘した。

 26日は、イラン核問題を巡る米国とイランの高官協議がオマーンで開かれていた。27日にイランのインフラに対するサイバー攻撃があったことも判明。いずれも米イラン協議との関連は不明。